日曜日に梅雨明けした三重県津市ですが、途端に酷暑到来…
「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言われることですが、あと2カ月ほど続くと思うだけで
気が遠くなりそうですね。
この「暑さ寒さも彼岸まで」という諺、「つらいことや大変だと感じていることも、時期が
すぎれば終わっていくよ」という意味でも使われるそうです。
諦めず、腐らず、乗り越えて行きましょう!ということですかね。
さて、梅雨の時期は終わりましたが、高温多湿な日本の夏。
カビが発生しやすかったり、ダニなどの害虫も多くなり健康にも影響が出やすい時期ですが、
印刷会社もこの時期は湿気の影響を大いに受けてしまいます。
印刷用紙が湿気の水分を含み、紙が波打ったようになってしまうことがあり、
そのような状態の紙を印刷機に通した場合、紙にシワが入ったり、カラーの場合見当不良
(少しづつズレて3Dのアナグリフ画像のような状態)等々のトラブルが発生しやすくなります。
製紙工場から紙が入荷される際は、傷や湿気、日焼けなどから紙を守るために表面に防湿
加工が施されている「ワンプ」と呼ばれる包装紙にキッチリと包装されています。
そして、印刷工場内では紙が最も良いコンディションを保つ為に業務用の加湿装置を使用して、
工場内の湿度を50~60%に保持しています。
湿度は低すぎても静電気が発生し、高すぎても上記の問題と合わせて、印刷されたインキの乾燥が
遅くなるなどのトラブルにもつながるので、注意が必要です。
用紙と湿気の問題は印刷機に限らず、一般的に使われているコピー機などでも同様の理由により、
紙詰まり等を引き起こす要因にもなっています。
使用頻度が少ないサイズのカセットだと、更に湿気を吸収してしまい紙がうまく通らないなどの
トラブルが起こりやすいので、頻繁に起こる場合はカセットに目一杯紙を入れないで、必要な分だけ
包装紙から出して使うようにすると、改善されるかもしれませんね。
【平野専務今日のひとこと…】
「スーパーで買ってきた鰻にお酒を少し垂らして、アルミホイルなどで別に入れたほうじ茶と一緒に
フライパンで蒸し焼きにするとふっくら美味しくなるよ~。」
→ほうじ茶!やってみます。