伊勢出版がある三重県津市は、このところ朝晩は冷え込みが厳しくなってきましたが、昼間の暖かさは街中で聞こえるクリスマスソングに違和感すら覚えるほどです。
みなさま体調にはくれぐれもお気を付けくださいね。
本日は中綴じ製本をご紹介。
『中綴じ』とは、文字通り中央部分を針金で綴じる製本の方法です。
(同じ合わせ方で針金なしで製本する方法を、中綴じ(針金なし)という名前だと長いからなのか『スクラム』という全く違う名前に変わります。)
背を糊で接着し製本する『無線綴じ』とは反対に、少ないページ数からでも綴じることが出来る製本方法です。
綴じているいっぱいのところまで使えるので、レイアウトやデザインの幅が広がり比較的コストも安いというメリットがある反面、ページ数を4の倍数にしなければいけなかったり、ページ数が多くなると重ねて綴じる分ズレやすくなったりとデメリットもあったりします。
まず、「丁合機」にページの順番や方向を間違えないよう注意深くセットします。
そしてすごいスピードで一冊にセットされ、流れていきます。
更にすごいスピードで流れていきます。
今回の写真はスクラム製本の写真でしたが、中綴じの時はこの後針金で中央が止められます。
そして最後に三方断裁でいらない部分がきれいにカットされ、出口に出てきます。
その様子はまるでヤッターワンの機内で大量に製造された小型メカ達が行儀よく並んで次々と出てくる時のよう。
こちらは三方断裁したあとの切りくずです。ものすごい速さでたまるので、油断してるとすぐに一杯になってしまいます。
そのヒヤヒヤ感は、「チクタクバンバン」並みです。
最後に数量をまとめて、結束機でくくり完成です!
昔はこの一工程づつが、人の手で行われていたかと思うと、頭が下がる思いです。
【平野専務の今日のひとこと…】
「ヒガシマルのうどんスープでおでんつくると美味いよっ!一度お試しを」
↑おでんの季節になってきましたねー。